DVD ジェネオン エンタテインメント 2007/01/19 ¥7,140 潜水艇「わだつみ6500」のパイロットの小野寺は、同僚の結城とともに、深海調査に乗り出していた。そこでふたりは驚愕の事実を発見する。このままいくと海底プレートの沈降で、日本列島が海に沈んでしまうことがわかったのだ。日本の危機が目前だと、ふたりを指揮していた地球科学博士の田所はほかの科学者や日本政府にSOSを出す。しかし…

 劇場で観た感想は・・・

 正直34年前の方が面白かったです・・・ですが、こちらのリメイク版もこれはコレで面白かったです。

 DVDはまだ発売前ですが、とりあえず予約して代金も支払い済みなので、今は楽しみに待っています。

 今回のリメイク版は、どちらかと言うとヒューマンドラマですよね・・・自分としてはパニック映画としての「日本沈没」を期待していたので、ある意味「期待外れ」でした。

 第一作の方は、パニック色が強かったので作品全体にピリピリとした緊張感と恐怖感が漂っていましたが、今回は割りと「ほんわか」としていたのが、残念でなりません。
 それはきっと「愛」的な要素が加わったせいだと、勝手に思っていますが、どうでしょう?

 作品の構成も、初めから日本が沈没することが分かっている所から始まっているので「何が起こるか分からない」的な部分が要約されてしまっているし、東京壊滅のシーンも避難が大部分終わったあとなので、34年前のあの残酷に人が死んでいくシーンは無かったし・・・ただ、綺麗なCGで街を壊すだけだったので、全体的にかなり「嘘臭さ」が漂っていたのが残念でなりません。

 自分的には、もうR−18指定にしてしまって、第二次東京大震災のシーンは、数十万の人間が「焼かれ」「潰され」「轢かれ」「千切られ」「すり潰され」たりしてグチャグチャに死んでいくシーンを再現して欲しかったです・・・。

 それはやはり、初めは「何が起こるか分からない」ところからスタートしないと無理だったんですよね。

 もっと、パニックらしく、人間の本性を剥き出しにして、殺し合い、奪い合い、足の引っ張り合いをして欲しかったです。

 ま、それでも作品的にはそんな悪い出来ではなかったし、なにより「日本沈没」ですからね・・・個人的には出来の良い「デイアフタートゥモロー」ってな感じですね。

 DVDは買っても、損はしないクオリティですが、是非34年前の第一作も観て欲しい作品ではあります。

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